第12回 週刊『トラの小言』歩行は筋力を使わない?!○○を使う!!
2020/05/26

正常歩行を知ることによって、患者さんの何が異常なのかを見つけることが出来ます。
動作分析の観方としては、何が足りなくて、何が過剰なのかを見るといいです。
その異常を見つけた後は、可動域なのか筋力なのか筋持久力なのか感覚の問題なのかなど、
検査をして治療に進みます。 問題点が解決したにもかかわらず、歩行動作が良くならない場合は、
指導したり、介助をして動作訓練を行います。
徐々に介助量を減らし、自立に向けていきます。
歩行は筋力を極力使わないようになっています。
エネルギーコストを下げるためで、簡単に疲れたらナマケモノ並みの行動力になるかもしれません。
錐体外路に切り替わり、反射を利用することでなしえています。
ですから、歩行訓練をしても筋力は付きません。
(MMT3以上にはなれません)
推進力は基本、慣性と重力です。
動作のできない場合で筋の張り、痛みなど不調があったときは、まずはタウトニングから。おススメです!